ちょうど20年前、阪急電鉄の当時の菅井社長にお会いして「時間が限られ、成功させるしかないなら、一番難しいところを先に攻略してしまえば、あとは全部への河童だ」という格言をいただいたことは私をご存知の方ならお聞きになったことがあるかもしれません。
社長と私は関西学院大学の同窓。
しかし、実は大学本部がインタビューを申し込んでいたのに断られ、その横で申し込んで了承されたというもの。
大学本部が了承されて、私(大学新聞の交渉担当)が断られるもの、という常識に似た考えが周りにあって、「できっこない」と言われたものです。
けれど、どうして大学が断られたか、と阪急の社内で聞いてみたら一目瞭然。
要因を全部つぶし、広報室や秘書室、社長室の方と一緒に頭ひねって考えて、見事紙面掲載に至りました。
家も、建てるために有効な時間は無限ではありません。
失敗も許されません。
だから、家にかかわり得る問題は全て消す。
その努力の意味を理解できた方だけが成功できる時代なのかもしれません。