12月にも卒業シーズンがあります。
といっても、義務教育ではなく、日本中にある青年団体での卒業。
40歳の12月31日をもって、会員でなくなることを卒業と言うのですが、その団体の一つに私も2015年12月31日まで所属していました。
私たちの卒業式に流れていたのはアメリカのロックバンド、セミソニックの”Closing time”という曲。
題名をそのまま訳すと閉店時間なのですが、後で聞き返すと、0:49から始まる”You don’t have to go home,but can’t stay here.”というフレーズにグッときます。「家に帰らなくてもいい、でもここにはもういられない」という意味です。
40歳の12月31日を過ぎれば、もう二度と同じことはできない、ここにはいられない。
41歳になろうとする1月1日からどこに行くのか、何をするのかと問われる意味もありました。
3年間の在籍で得たことを、どう活かすか?
一人ひとりに眠っている可能性を見つけて一緒に掘り出すことの楽しさ、価値を何度も経験してきたことを活かし、家を通じて人の可能性が開かれることを目指そうと思っています。
長尾高人(たかと)