【スタッフブログ】第20回 ガン細胞の素、1日5000個

家を建てるときに防腐剤や接着剤として使う「ホルムアルデヒド」は発がん性物質。
国連WHOのみならず、海外では以前からそう断定しているのだから、この際しっかり言い切ります。

では、ホルムアルデヒドが影も形もなかった頃からガンで亡くなったと推定できる人がいる(例:天智天皇、徳川家康など)のは、なぜか?
「ホルムアルデヒドを吸ったからガン細胞が生まれる」と短絡的に言うのも間違いです。

今は亡き、京都大学医学部付属病院の光森通英准教授(放射線治療)が母校・大阪府立北野高校で卓話したのは「ガン細胞の前身は生まれたときからどんな健康体の人でも1日5000個は生まれている」というもの。
「同時に、同じ数だけ元に戻す力も働いているから、多くの人はガンと診断されるまでに至らない」とも語っていました。

ということは、ホルムアルデヒドなど発がん性物質は元に戻す力を邪魔するか、別の何かでガンになるということです。
その正体を次回、お伝えします。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第19回 変えるために

本日、私の母校:豊中市立第六中学校の校長先生よりいただいたご依頼。

  • 3月に、現役の生徒会役員に生徒会活動を大切にすることの価値を教えてあげてほしい
  • 4月の創立70周年に参加してほしい

というもの。
ちょうど私が入学した1988年から、荒れていた学校を変えていくように生徒会活動が活性化したのですが、3年間その先頭に立っていたのが生徒会長にもなった私ということで、白羽の矢を立てられたとのことでした。

どの団体や組織に所属しても、それなりの立場にならないと自分の思う通りに変わっていかない。
やっぱりリーダーの言うように組織は動いていくものです。

当時は学び舎として不十分な環境にあったのを変えていく。ではどういうふうに変えたいのか?どんな方法があるのか?リーダーとしても、他の生徒の共感あって変えられたことも思い知ったわけです。その体験が青年会議所(大阪JC、日本JC)でも活きていたことは一緒に活動した人はご存知かも。

校長先生からはっきり告げられたのは、この70周年が最後の周年式典になる、という話。
生徒数が減って、庄内地区の六中・七中・十中を再編するため。寂しいですが、子ども達のお役に立つように経験をつづっていこうと思います。

長尾高人(たかと)

当時の生徒会誌

【スタッフブログ】第18回 どの地震波?

間もなく、阪神淡路大震災から22年になります。

神戸に限らず、西宮・尼崎・宝塚・伊丹・芦屋で大きな被害があったこともだんだんと忘れられていくのかもしれませんが、ここでも、見逃せないこと。

テレビCMで「阪神淡路級の60回の地震に耐えた」というメッセージを聞いたことがある人は、家の耐震実験にカラクリがあるのを知っていますか?

筑波大学 システム情報工学研究科 構造エネルギー工学専攻 地震防災・構造動力学研究室ホームページ 「1995年兵庫県南部地震の神戸海洋気象台の強震記録について」によると、
地震の研究者が参考にする、3つの地点で観測された地震波

  • 神戸海洋気象台(神戸JMA:中央区)
  • 大阪ガス葺合供給所(葺合:中央区)
  • JR鷹取駅(鷹取:須磨区)

実は、この3つの地震波で最も被害が少なかった神戸JMA周辺の家屋全壊率はたった3.2%、葺合は20.2%、鷹取59.4%と大きく差がついています。

そして、住宅の実験では大手・工務店問わずどこも神戸JMAでの地震波が入力されているといいます。
参考:職人がつくる木の家ネット:伝統構法木造住宅実大振動実験レポート
 
神戸JMAは震度7ではあっても「周期が0.5秒を切るような短い地震波ばかりで、建物が壊れるレベルにならない」のだから、何十回地震が来ても倒壊するはずもないという地震研究者の見解。
鷹取は周期が1秒から2秒の地震波が多く、まさに1回で家が壊れる地震になってしまった。

もし、展示場や見学会に行くときは、どの地震波に耐えられるのですか?と聞いてみてください。
たぶん、どの営業マンも鷹取と葺合とJMA神戸の区別がつかないかもしれませんが・・・

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第17回 首相の署名

トップページに掲載している、フランスでの化学物質濃度指針値の発表。
2011年12月4日発表 フランス環境・持続可能開発・エネルギー省 室内空気の指針値(フランス語版)
世界一厳しい数値で、大洋住宅がその前に同じ水準を達成したから引用しているのですが、実はもう一つ大切なことがあります。

この指針値は当時の首相の名前で出されています。
日本でいえば内閣総理大臣の名前で住宅政策の方針を出すようなものです。
大洋住宅にもできたのだから、ぜひ達成していただきたいものです。

ちなみにこのときの首相のフランソワ・フィヨン氏”FRANÇOIS FILLON”、今度は大統領選挙にも出馬するもようです。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第16回 卒業の日

12月にも卒業シーズンがあります。
といっても、義務教育ではなく、日本中にある青年団体での卒業。

40歳の12月31日をもって、会員でなくなることを卒業と言うのですが、その団体の一つに私も2015年12月31日まで所属していました。

私たちの卒業式に流れていたのはアメリカのロックバンド、セミソニックの”Closing time”という曲。

題名をそのまま訳すと閉店時間なのですが、後で聞き返すと、0:49から始まる”You don’t have to go home,but can’t stay here.”というフレーズにグッときます。「家に帰らなくてもいい、でもここにはもういられない」という意味です。

40歳の12月31日を過ぎれば、もう二度と同じことはできない、ここにはいられない。
41歳になろうとする1月1日からどこに行くのか、何をするのかと問われる意味もありました。

3年間の在籍で得たことを、どう活かすか?
一人ひとりに眠っている可能性を見つけて一緒に掘り出すことの楽しさ、価値を何度も経験してきたことを活かし、家を通じて人の可能性が開かれることを目指そうと思っています。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第15回 変動金利の本当の怖さ

あなたが一人で銀行に行くと住宅ローンで安いはずの変動金利を選ぶようにできています。
2%を超える固定金利と0.6?0.7%で借りられる変動金利を比べたら、変動金利に行きたいものです。
どうして銀行がすすめているのか?ということですが、変動金利を借りる気でいるなら、このお話を聞いてからでも遅くはないでしょう。

変動金利の怖いところは、金利が上がったときに、いっそう手痛い返済を迫られること。
そして今はマイナス金利も経験するほどの低金利。上がる方向しかあり得ません。

変動金利で住宅ローンを借りると、5年ルール・125%(1.25倍)ルールというものが適用されます。
簡単に言うと、金利上昇が何%でも、5年ごとの返済見直しでは毎月の返済は最大25%増しまでしか増えません。
これだけ言うと「25%を超えた分は返済しなくていいの?」と思うようでは危険極まりない。
今は返済しなくてもいい、という但し書きがつきます。

このとき利息の支払いが優先されていて、元金が返せていない状態になり、その分にも金利が乗ります。不足したら、次の5年間の返済額はさらに最大25%増し。
それでも不足するなら、さらにまた25%増し・・・

25%増しを35年間で5,10,15,20,25,30年目に最大6回繰り返すと、1.25倍の6乗、最終的には最大3.81倍まで返済額が跳ね上がるし、それでも残った元金と利息は35年目までに何があっても返済しなければいけません。

最初に守った年返済比率も後は100%を超えて(年収をオーバーして)もお構いなし。
それに、家の建替えサイクルが26年では、どこでどうお金を用意するのか?暮らしていくためのお金は?
もう無理ばかりです。

ここまでのことが起こるとは思いたくありませんが、それでも仕組みとして起こり得ることです。
住宅ローンの返済ばかり考えていると、暮らしが成り立たないということもよく覚えておいてくださいね。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第14回 知らないと、盗られます

題名の字が違う、と思う人は家づくりが成功できないのかもしれません。
これが現実です。

大洋住宅が住宅ローン・家・土地を一体で扱うようになったのは2008年。
長く住める家を住宅ローン返済に脅かされずに、安心して住める土地で建てる。全て揃うようにと考えてのことでした。

どうして家だけにとどまると危険と感じたのでしょうか?

銀行が家を建てない理由、不動産会社に住宅ローンを任せてはいけない理由の裏返しでもあるのですが・・・
実は、それぞれのプロに任せる≒(ほぼイコール)家づくりの失敗と知らない人があまりに多いからです。

最近でこそ、金利が全く変わらない住宅ローンを選ぶ人が増えてきました。
それでも、銀行に行って金利が安いからという理由で80%近くの人が選んでいるのは変動金利。
何も知らない人に儲からない変動金利を選ばせるような、そんなバカなことを債権回収に一生懸命な銀行がすると思いますか?

そうですよね、変動金利のほうが儲かるから勧めています。今だ低金利ですが、この35年の間にはいずれ金利は上がります。いえ、銀行が儲けようと引き上げてくると思うぐらいが賢明です。
そして、住宅ローンは35年借りるのに、家は築26年で建替えるという問題もあります。
でも、9年分の住宅ローン返済はどうするの?そのお金はどこから用意するの?とは聞かれないはずです。
家を売りたい、住宅ローンを貸し出したい、土地を売りたい。それぞれの業者の思惑が先に出ています。

だから、12月10日ならびに年明けの1月14日の家づくり塾は、家づくりの失敗パターンをしっかりお伝えします。
失敗を100%避けるために「家づくり塾」
そして、ここでしか学べない勝ちパターンを会得していただきますので、お見逃しなく!

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第13回 燃費と馬力

またまた自動車レースの最高峰、F1世界選手権をテーマに。

時速300km/h以上が出るF1のクルマでも燃費が大事なことが知られていないようです。
各チーム、あるいはエンジンメーカーは積めるガソリンの量に合わせて、エンジンやクルマ全体の性能を決めています。
いくら馬力があって速く走れても、ゴール前でガス欠になっては優勝はもちろん無理ですし、ポイントもそうそう獲れません。
あるいは燃費を気にしてアクセルが踏めなかったというケースもたくさんあります。

レース中の給油ができた頃も、燃費が悪いクルマでは何度も何度も給油のためにピットに帰るたびに順位が抜かれ、重たいクルマになるので速く走れず、タイヤも痛めて交換にピットに戻る必要があるので不利です。

ちなみに、最近のエンジンは小排気量エンジンにターボ+ハイブリッドというエコカーみたいな構成と決まっていて、市販車と同じ走りをさせると燃費も市販車並みになります。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第12回 「勝ちたくて」ゆっくり走る

自動車レースF1世界選手権の2016年シーズンは、ニコ・ロズベルグ(ドイツ)がルイス・ハミルトン(イギリス)の押さえ込みに耐えて初のチャンピオンを獲得しました。

私もたまに大阪・舞洲のカート場で走る、ほんのチョイのモータースポーツファンですが、F1は1990年頃のセナ・プロ対決の時期から見続けていて、日本と海外の考え方の違いを学ぶきっかけにしています。

さて、昨日のアブダビグランプリでは冒頭の「押さえ込みに耐えて」の通り、選手権ランキング2位のハミルトンがトップを走り、1位のロズベルグはそのすぐ後ろ。
最後の数周では、批判も多かったようですが、ハミルトンが2位ロズベルグと3位4位のクルマを接近させたのをものすごい作戦をとってきたな、と感じました。

実は、アブダビグランプリの前の時点でハミルトンが逆転でチャンピオンになるには、自分が優勝して、なおかつロズベルグが4位以下でゴールしないと不可能という状況。
自分がチャンピオンになるには、この終盤の状況はうってつけです。

前と後ろが接近することで、ロズベルグにプレッシャーを与え、ミスを誘発しやすい状況に持っていく。
結果としてロズベルグは耐えきって初のチャンピオン。親子のチャンピオンでは2例目となりましたが、チャンピオン獲得にはただ大差をつけるばかりが能ではないこともよく分かるレースでした。

長尾高人(たかと)

【スタッフブログ】第6回 なぜ、伝説のコピーライターの本か?

jukatsu本日より”危ない「住活」”という本の貸出しを始めましたが、著者の竹島靖さんを「伝説のコピーライター」と紹介しているのはなぜなのか?

広告の世界での「甲子園」にたとえられるのが宣伝会議賞(外部リンク)というもの。
竹島さんはこの宣伝会議賞で金銀銅の3つの賞全てを獲った、2人のうちの一人。もう一人がよく知られている糸井重里さんだと言われれば、伝説と言われるのも納得できます。

では、この本になった理由。
買う側の人の目で書いた本があまりに少なく、あったとしても徹底的に調べつくしていないから、どこに問題が潜んでいるかが分からないまま家を買って失敗しても、何で失敗したかが分からないのです。
実は、コピーライティングに長けている人は相手のテクニックが分かります。
広告や宣伝の世界には社会学や心理学を学んだ人が多く、売る側がどういうテクニックをどんな意図で使ってくるのかも分かり、どう危ないのかも分かるには、この本以上のものはないというわけです。

今では書店に流通していない希少な本になってしまいましたが、当社には5冊あります。
お申込みが続くとお待ちいただくこともありますので、できるだけ多くの方に読んでいただけるよう、貸出し期間は1週間を目途とさせていただきます。
また、地域密着経営のため、貸出しは大阪府全域と兵庫県の一部(三田市、芦屋市以東)に限らせていただくことをご容赦ください(11月26日 フォームを追設しました)。

長尾高人(たかと)

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    竹島靖:著 危ない「住活」 いい家を買う50のヒント

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