またまた自動車レースの最高峰、F1世界選手権をテーマに。
時速300km/h以上が出るF1のクルマでも燃費が大事なことが知られていないようです。
各チーム、あるいはエンジンメーカーは積めるガソリンの量に合わせて、エンジンやクルマ全体の性能を決めています。
いくら馬力があって速く走れても、ゴール前でガス欠になっては優勝はもちろん無理ですし、ポイントもそうそう獲れません。
あるいは燃費を気にしてアクセルが踏めなかったというケースもたくさんあります。
レース中の給油ができた頃も、燃費が悪いクルマでは何度も何度も給油のためにピットに帰るたびに順位が抜かれ、重たいクルマになるので速く走れず、タイヤも痛めて交換にピットに戻る必要があるので不利です。
ちなみに、最近のエンジンは小排気量エンジンにターボ+ハイブリッドというエコカーみたいな構成と決まっていて、市販車と同じ走りをさせると燃費も市販車並みになります。
長尾高人(たかと)